男性が浮気をする割合

この世の中にいる男の全てが浮気をするというわけではありませんが、基本的に、男というのは浮気をするものだ、と考えた方がいいでしょう。というのは、男にとって、より多くの自分の遺伝子を継いだ子孫を残す、ということは、脳にもともとインプットされている本能だからです。

生物のオスとしての男は、基本的にセックスをする相手を選びません。オスの遺伝子は、相手がメスならば誰でもいいから性交渉したいという欲求が芽生えるようにインプットされています。

例えば、同じ場所に女性ばかり多くいて、男性が一人しかいないような状況の時、もし男性が、一番好きな一人の女性としか性交渉をしないということになれば、その一人の女性が妊娠できる回数の子孫しか残すことができず、もし全く妊娠できなければ、完全に子孫は途絶えてしまうことになります。

また、その女性との間には遺伝子的に弱い子孫しか残せないというようなリスクもあります。そのようなリスクを避けるために、オスとしての使命を果たすべく、男性側の遺伝子は、相手に魅力を感じなくてもセックスできるようにインプットされてます。

このように考えると、男性の浮気というのは、本能がそうするようにできているのであり、あって当たり前のことと言わざるをえません。現代の日本では、一夫一妻制なので、法律上このようなことは認められていませんが、このオスの本能を、いかに理性で抑えるか、という状態だと言えます。

「あなたは浮気をしたことがありますか?」という質問に対して、6割以上の男性が「はい」と答えている状況からも、かなりの男性が浮気をしていることは明らかです。そして、男が浮気をするもう一つの理由として、「据え膳食わぬは男の恥」という言葉の通り、女性から求められているのにそれを拒むのは男のプライドにかかわるという感覚があります。

それは、大して魅力を感じていない女性に対しても同じです。男性は性欲が異常に高まると、女性に飢えてしまい、目の前の女性に好感を抱くシステムが遺伝子に組み込まれていて、相手を魅力的に感じてしまうのです。

不倫などについても、本当はいけないことと頭でわかっていても、この遺伝子に組み込まれたシステムによって、惹かれあい、結ばれてしまうのです。このような男性の遺伝子の仕組みによって、浮気というのは避けられないとも思えますが、そんな中でも浮気をしない男性も中にはいます。一般的に、物事に飽きっぽい性格や、遊びなどの誘惑に弱い男性は、浮気をする割合が高いと言えるでしょう。